【茶飲み茶わん 銘「釣鐘(つりがね)」】
【作品NO.17 陰刻山水紋茶わん】
久しぶりの陶芸の作品です。胴回りは青銅マット、見込は わら白釉の茶わんです。 胴回りの青銅マットの釉薬が、まるで、ブロンズの釣鐘の様などっしりとした表情を見せています。 そして、口周りは、唐津焼きの「皮くじら」を彷彿させる趣です。 胴回りの陰刻の模様(山水と釣人)が、釣鐘の文様にもみえ、興味を誘います。 手には、やや大きめの茶わんですが、さり気なく手を添えて持つと、ちょうど良い大きさのように思います。 寒い日に、暖かいお茶をすするのは、身も心も暖かくなり、ほっとする瞬間です。
(2017年11月)