【オーディオキャビネットを作りました】

●オーディオ・キャビネットの手作り製作

 きっかけは、久しぶりにレコードを聴きたくなったから…

昔は、どこの家にも、ステレオというものがあった気がする。

応接間の壁面のど真ん中にどんとプレーヤーを置いて、両サイドには、小型冷蔵庫ほどの大きなスピーカーを置き、部屋の主のような存在感を持っていた。

 新しいレコードを購入するたび、腹の底に響くような音を出す音楽を何回も何回も繰り返し聞いた。あの頃は、それがごく当たり前だった。

 いつの間にか、時代の移り変わりとともに、それが音の綺麗なCDやテープレコーダーにとってかわり、気が付くと、生活の中から、レコードやステレオが消えていった。

 そしてついには人々の記憶からも消え去っていた。

以前、レコードの針を製造するメーカーも、一社だけになったとかいう風の噂を聞いた。一抹の寂しさを感じたが、それも世の常と思っていた。

 

が、

昨今、いろんなところでレコード復活を耳にし、街でもレコードショップをあっちこっちで、見かけるようになった。

また、レコードで聞くのが復活してきたとのこと。

私も懐かしさと何とも言えない郷愁を誘う、アナログへの回帰志向も手伝って、購入

…してしまった。

 音響のことは全くの知識のない私は、たまたま書店の店頭にあった雑誌が目に留まり、その中で、アンプやスピーカーの組み合わせや、低音がいいとか、平均的には、価格の割にこれがおすすめとか、いろいろ書かれていたので、その中で予算等も考慮し決めた。

 

しかし、購入したらいいが、一体部屋のどこにおいたらいい?

気が付くと置くところが見当たらなかった。

 

 

市販のキャビネットをいろいろ探したが、サイズが合わなかったり、希望のラックやアンプがうまく収まりそうなキャビネットはなかった。

 じゃあ、作るしかないかとなって「レコードキャビネットの製作」に取り組むことに。

 何から始めよう、それには、イメージの具体化。早速、イメージ図面作成に取り掛かる。

 まずは、何をどう置くか、レコードはどこに収納する。

 できるならジャケットも飾るところが欲しい

 蓋をあけても、落ちないような丁番を使って、天板がストップするようにしたい。

オーディオキャビネットの製作①
オーディオ・キャビネットの製作③
オーディオ・キャビネットの製作⑤
オーディオ・キャビネットの製作⑦
オーディオ・キャビネットの製作②
オーディオ・キャビネットの製作④
オーディオ・キャビネットの製作⑥